反政府組織「ドネツク人民共和国」メンバーのメダル取り消しと資格停止処分要求に係る意見書

いわゆる「ドネツク人民共和国」反政府組織のメンバーが参加した、東京で行われた空手大会の主催者である空手之道世界連盟へ以下の手紙が郵送されました。


在日ウクライナ人コミュニティKraianyから

空手之道世界連盟 御中

 去る2019年11月7日〜10日に行われたKWF国際空手のイベントに於いて、(自称)「ドネツク人民共和国(DNR)」を名乗る参加者が「ドネツク人民共和国」と書かれた旗を持ち、写真撮影を行なっていました。しかしながら、同イベントで名乗られた(自称)「ドネツク人民共和国(DNR)」という地域はウクライナのドネツク州を示しており、日本政府はもちろん、世界的にも「国家」として認めていない現状です。またウクライナの法律では、(自称)「ドネツク人民共和国(DNR)」は反政府武装組織として定義されており、数々のテロ行為も行なっていることが確認されてます。

 2013年よりウクライナはロシア連邦から宣戦布告なく戦争を仕掛けられ、以来6年間武力行使による侵略が続いています。ロシア連邦はウクライナ領土であるクリミア半島の一方的な併合をきっかけに戦争を誘発し、ドネツク州やルハンシク州も違法に占領するなど、ウクライナに武力侵略するための軍隊を強化するとともに「ドネツク人民共和国」、「ルハンシク人民共和国」を名乗る分離主義者にも資金を供給し続けています。

 このような事情から、反政府武装組織の参加者がそのシンボルを掲げて写真撮影をすることは容認できることではありません。私たちはウクライナの主権と領土保全のため、このような行為を行った参加者に対して公式に抗議しを非難を表明します。また、今回の行為を受容することは、日本政府の対外的なイメージと外務省の外交努力を損なう事にもなりかねません。日本の伝統スポーツである「空手」がロシア連邦の宣伝と誤った情報(プロパガンダ)を発信する手段としてウクライナと日本に反して利用されてしまったことが残念でなりません。

 反政府テロ組織「ドネツク共和国(DNR)」のメンバーであり、大会参加が確認されているのは次の三名です:

  • Martynov Yurij Igorevich, (ru: Мартынов Юрий Игоревич, uk: Мартинов Юрій Ігорович) 生年月日: 1991/03/25
  • Medvedev Andrej Valerevich (ru: Медведев Андрей Валерьевич, uk: Медведєв Андрій Валерійович) 生年月日: 1978/03/02
  • Medvedeva Anna Anatolevna (ru: Медведева Анна Анатольевна, uk: Медведєва Ганна Анатоліївна) 生年月日: 1977/03/27

 上記参加者による違法で無責任な行動を正すため、「ドネツク人民共和国(DNR)」と名乗る参加者のメダル取り消しと今後行われる大会への参加停止処分を要求します。

 私たちは日本のイメージと空手の精神が守られるとともに、ウクライナの主権と領土保全が尊重されることを願っています。