ウクライナのサンタ「スヴャティ・ミコライ」2024を開催しました
12月8日(日)東京にて、子どもたちが心待ちにしている伝統行事「スヴャティ・ミコライの日」を祝う特別なイベントを開催しました。
← ニュースに戻る12月8日(日)東京にて、子どもたちが心待ちにしている伝統行事「スヴャティ・ミコライの日」を祝う特別なイベントを開催しました。「スヴャティ・ミコライの日」には子供たちが朝起きると、枕の下にプレゼントを、悪い子には木の枝を贈るという伝説があり、子どもたちが毎年楽しみにしている年中行事の一つです。 プレゼントだけでなく、ミコライの日には子供たちに自分の行動について考えさせ、自分を正す時期が来たという一種の警告として機能するものです。
今年のイベントは、日曜学校「ジェレリツェ」とアートスタジオ「DuKaChi」の生徒たちによる心温まる公演で幕を開けました。子どもたちは、先生方の指導のもと、熱心に練習を重ねた成果を披露し、観客を魅了しました。保護者の方々も、子どもたちの成長ぶりを目の当たりにし、感動の様子でした。
イベントの目玉の一つは、伝統的なジンジャーブレッドクッキー「ミコライチキ」のデコレーション体験でした。子どもたちは創造力を発揮し、思い思いのデザインでクッキーを飾り付け、楽しい時間を過ごしました。
さらに、今年のイベントには特別なゲストとして、東京でリハビリ中のウクライナ負傷兵も参加しました。イベントの締めくくりには、待ちに待ったスヴャティ・ミコライからのプレゼント贈呈が行われ、子どもたちの目は喜びで輝き、会場は笑顔で溢れました。
このイベントは、日本に住むウクライナの人々にとって、故郷の文化や伝統を守り、次世代に伝える貴重な機会となりました。同時に、日本社会との文化交流の場としても機能し、両国の相互理解を深める一助となったと言えるでしょう。
主催:NPO法人日本ウクライナ友好協会 KRAIANY
後援:日本財団 (団体用助成金)