ウクライナの伝統文化を体験:「ディドゥフ」作りワークショップ開催
12月15日、東京のウクライナカフェ・クラヤヌィにて、ウクライナの伝統文化、「ディドゥフ」作りを学ぶワークショップを開催しました。
← ニュースに戻る12月15日、東京のウクライナカフェ・クラヤヌィにて、ウクライナの伝統文化、「ディドゥフ」作りを学ぶワークショップを開催しました。ウクライナの伝統的なクリスマス飾りである「ディドゥフ」は、ウクライナの家庭で大切にされているお守りの一種で、先祖への敬意と豊作への願いを込めた深い意味を持つシンボルです。
参加者たちは、ウクライナ人の講師オリャさんから、ディドゥフの歴史や意味、作り方について詳しく学び、オリャさんは、ディドゥフ作りの伝統的な技法や、その過程で大切にすべき心構えなどを丁寧に説明しました。
ワークショップでは、参加者一人一人が自分だけのディドゥフを作り、乾燥した花や植物を使って飾り付けを行い、個性豊かな作品が完成しました。ディドゥフ作りの過程では、集中力と前向きな思考が重要とされ、参加者たちは真剣な面持ちで取り組んでいました。多くの参加者にとって、これが初めてのディドゥフ作り体験で、ウクライナ出身の参加者からも「日本に来てはじめてディドゥフの作り方を学んだ」という声も聞かれ、文化交流の面白さを感じさせました。
このワークショップは、ウクライナの文化を深く理解する機会となっただけでなく、異文化理解の重要性も再認識させるものでした。参加者たちは、自分の手で作ったディドゥフを大切に持ち帰り、それぞれの家庭でクリスマスシーズンを彩ることになります。このディドゥフが、私たちの先祖や文化的ルーツを思い出し、伝統を守り、次世代に愛をもって伝えていくことの大切さに気が付くきっかけになれば嬉しいです。
主催:NPO法人日本ウクライナ友好協会 KRAIANY
後援:日本財団 (団体用助成金)