ウクライナ料理

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ボルシチ

ボルシチ(ウクライナ語: борщ, [ボールシュチュ])は、テーブルビートをもとにしたウクライナの伝統的な料理で、鮮やかな深紅色をした煮込みスープである。

調味料類

典型的なウクライナ風ボルシチのつくり方

  1. 水2リットルを鍋で沸騰させ、豚肉でブイヨンを作る。
  2. テーブルビートを千切りにし、塩と酢を加えてフライパンに入れる。ブイヨンから集めた油、トマトピューレ、砂糖を焼き、鍋に入れ加えて炒め煮る。
  3. タマネギ、ニンジン、パセリの根を千切りにして炒める。
  4. 仕上がったブイヨンに四角に切ったじゃが芋を入れて沸騰させる。千切りにしたキャベツを加えて10分から15分にかけて煮る。その後、炒めたテーブルビート、タマネギ、ニンジン、パセリ、輪切りのトマト、黒胡椒、ローリエ、バターで炒めた小麦粉を加える。
  5. 5分ほど沸騰させる。その後、パセリの葉とサーロとともにおろしたニンニクを加える。沸騰させた後、火を消し、15分から20分にかけて休ませる。
  6. 味が薄かったら、塩で調整する。
  7. ボルシチを皿に盛り付け、サワークリームと、細かくちぎったディルを加えて出来上がり。ニンニクのパンプーシュカを添える。

ヴァレーニキ

ヴァレーヌィクあるいはヴァレーニキ(ウクライナ語:Вареники / 英語:Varenyky)は、欧亜の遊牧民に由来するウクライナの伝統料理の一つ。「ウクライナの餃子」とも。

カッテージチーズのヴァレーニキ

カッテージチーズのヴァレーニキの材料(4人分)

カッテージチーズのヴァレーニキのつくり方 (4人分)

  1. カッテージチーズをミキサーで細かくします
  2. “1”に卵、砂糖、溶かしたバター、塩を入れ、ヘラでかき混ぜます
  3. “2”に小麦粉を入れてさらにかき混ぜます。できた生地を棒状に練ります。(長さ25センチ位)
  4. 一口大に切り分けます
  5. 鍋にお湯を沸騰させ、”4”を入れます。固まらないように、かき混ぜます。写真のように浮かんできたら、3分煮込んで完成!

ジャガイモのヴァレーニキ

生地(具1皿分)

つくり方

  1. サワーミルク、卵と塩をまぜ、張りのある生地になるように少しずつ小麦粉を足していく。球状にしたらビニール袋に入れ、15~30分間寝かせておく。
  2. 生地を平らに伸ばし、直径7~8センチ程度のグラスで円形に切り出す。
  3. 具をデザートスプーンですくい、円形の生地の中央にのせてヴァレーニキの形に包む。
  4. ヴァレーニキを大鍋で10~15分間ゆでる。ヴァレーニキを1個取り出して、試食する。必要ならさらに数分間ヴァレーニキをゆでる。
  5. ジャガイモの皮をむいてゆでる。マッシュにして、溶かしたバター(約50グラム)と混ぜる。
  6. 2個あるタマネギの1個をみじん切りにし、きつね色になるまで炒める。マッシュポテトと混ぜる。塩コショウを加える。
  7. 大鍋に水を張り沸騰させ、ニンニクを2~3カケ加える。ヴァレーニキをゆで、茹で上がったら鍋からすくい出し、大皿にのせる。バターを適量足す。
  8. もう1個のタマネギを輪状または半円状に切る。輪状のタマネギを炒め、茹で上がったヴァレーニキの上にのせる。
  9. 新鮮なディルとパセリをかける。

チェリーのヴァレーニキ

生地(具1皿分)

つくり方

  1. サワーミルク、卵と塩をまぜ、張りのある生地になるように少しずつ小麦粉を足していく。球状にしたらビニール袋に入れ、15~30分間寝かせておく。
  2. 生地を平らに伸ばし、直径7~8センチ程度のグラスで円形に切り出す。
  3. 具をデザートスプーンですくい、円形の生地の中央にのせてヴァレーニキの形に包む。
  4. ヴァレーニキを大鍋で10~15分間ゆでる。ヴァレーニキを1個取り出して、試食する。必要ならさらに数分間ヴァレーニキをゆでる。
  5. 切り抜いた生地の円の中央にベリーを2個配置する。チェリーの酸味が強すぎる場合はいくらかの砂糖を加え、水分を吸い取るためにいくらかの小麦粉も加える。ヴァレーニキを包んでゆでる。
  6. サワークリームと砂糖を添えて供する。
  7. さあ召し上がれ!

サーロ

サーロ(ウクライナ語:сало)は、ウクライナ料理で供される、豚の脂身の塩漬けである。「白豚脂」と意訳される。食用油脂のラードと異なり、未精製で食される。ボルシチとヴァレーヌィクと並んで、ウクライナの代表的な伝統料理である。そのまま食べる場合は、スライスして、黒パン、生ニンニク、生タマネギ、生ネギ、胡椒、辛子などと共に食される。

作り方

  1. 豚脂身固まりを水洗いし、3~4cm程度の幅で切り分けます

  2. 塩、ペッパー類を入れた淵付きの大き目の皿に、切った豚脂身を1本づつ入れて、塩、ペッパー類を指で豚脂身に摺り込みます。 (よく練り込んでください。練り込み方次第で味にこくがでます。ただし練り込みすぎると塩辛くなってしまいます)

  3. 脂身の皮がついていない面(皮面の逆面)の両端と中央部分に包丁で切り込みを入れ、薄皮を剥いだニンニクをそれぞれの切り込みに1片づつ押し込みます。肉の中央部分にニンニクを挿入するのが風味を作るコツです。

  4. 塩やペッパー類を摺り込み、ニンニクを詰めた脂身を容器(鍋でも良い)の中に隙間無く肉で埋め尽くすように綺麗に並べ、その上から落し蓋を敷いて重りを乗せます。重りは軽すぎても重すぎても良くないので2~3㎏を目安にしてください。

  5. この状態で、約3~4日間、常温で放置します。常温とは15℃程度です。肉から水分が多量に滲み出ますが、捨てずにそのまま放置します。

  6. 3~4日後に、容器に溜まった水分を捨て、脂身を1本づつ紙に包み、冷凍庫で丸1日放置します。

  7. これで出来上がりです。私たちは包む紙には新聞紙を利用しています。余分な油を吸収しやすいからです。

外部リンク